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デブリ持ち上げに成功 初の接触調査 福島第1原発

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公開された、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内調査で確認されたデブリと見られる堆積物に接触中の画像=13日、東京電力福島第1原発(東京電力提供)
公開された、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内調査で確認されたデブリと見られる堆積物に接触中の画像=13日、東京電力福島第1原発(東京電力提供)

 廃炉作業が進む東京電力福島第1原発2号機で、東電は13日、ロボットを使って溶け落ちた核燃料(デブリ)とみられる堆積物に接触する調査を初めて行い、小石状の堆積物を3~5センチ程度つまんで持ち上げることに成功した。廃炉作業で最大の難関とされるデブリの取り出しに向け、東電は「つかんで(外部に)取り出すことを考えていたので、ストーリーとして成り立つことが分かった」と成果を強調した。

 東電によると、調査は堆積物の硬さや動かせるかなどを調べるのが目的。調査した6カ所のうち5カ所が小石状の堆積物で、いずれも持ち上げることに成功した。最大で8センチ程度の大きさだったという。また、持ち上げられなかった1カ所は、粘土状で比較的硬い可能性があるといい、「何らかの機器を開発しないといけない」と語った。

 2号機をめぐっては昨年1月、先端にカメラを取り付けた伸縮式のパイプなどを使った調査を実施。格納容器の内側にある原子炉圧力容器の真下には、金属で組まれた格子状の直径約5メートルの足場があるが、その一部が脱落したのが確認されたほか、格納容器の底部に落下したデブリとみられる小石状や粘土状の堆積物が確認された。

 今回は前回同様に遠隔操作で格納容器の横に開けられた穴から伸縮式パイプを足場まで差し入れ、脱落した開口部からケーブルでロボットをつり下ろし、底部の堆積物に接触させた。ロボットは縦約30センチ、幅約10センチでカメラや線量計、温度計が装備され、トングのように物を挟んでつまめる装置が取り付けられている。

 炉心溶融(メルトダウン)が起きた1~3号機にはそれぞれ数百トンのデブリが存在するとされ、東電は本格的な取り出し作業を33年から始める計画。最初の取り出し作業を1~3号機のいずれで行うかを来年3月までに決める。また、サンプルの採取を31年度後半に予定している。

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