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範囲は限定、成果どこまで得られるか デブリ接触調査

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東芝エネルギーシステムズが開発した、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内を調査する装置=1月、横浜市
東芝エネルギーシステムズが開発した、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内を調査する装置=1月、横浜市

 東京電力福島第1原発2号機で、東電が13日、初めて実施している溶融核燃料(デブリ)の接触調査は、これまで分からなかったデブリの硬さや動かせるのかどうかなどを確認し、取り出し作業で使うロボットの設計といった具体的な計画に反映させるのが目的という。だが、作業環境やロボットの形状から接触できる範囲は非常に限られており、どこまで成果が得られるのかは未知数だ。

 格納容器の内側にある原子炉圧力容器の真下には、側溝のふたのような金属で組まれた直径約5メートルの格子状の足場がある。これまで2号機で行われた撮影調査では、そうした足場の一部が脱落していることが確認された。

 そのほか、足場のさらに下の方となる格納容器の底部には、圧力容器から落下した燃料集合体のハンドルの一部に加え、その周囲に構造物と混ざり合ったデブリが広がっているのが確認された。

 今回の調査で使うロボットは、格納容器の横に開けられた穴から入れられ、足場が脱落した開口部からつり下げられる。

 東電によると、ロボットは縦約30センチ、幅約10センチ、重さ約1キロ。カメラや照明、線量計、温度計が装備されている。今回は先端に装着された物を挟んでつかむ部分で「つまめるならつまむ、持ち上げられるなら持ち上げる」(東電広報担当者)計画という。

 ただ、ロボットの可動域は広くない。東電は限られた範囲内で数カ所しかデブリに接触できないとみている。性質によって、つまみ出したり、削ったりと全く異なる除去方法を検討することになるとみられる。

 しかし、底部に広がるデブリは構造物と混ざり合っていることから、場所によって性質が同一でない可能性もあり、正確な現状把握には慎重な作業や分析が求められる。

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