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違法建築を壊さず再生 渋谷の設計事務所

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 これからは建て替えではなく再生する時代-。渋谷区神宮前の建築設計事務所「再生建築研究所」は、行政の「検査済証」がなかったり建築基準法に違反したりしている建築物を、適法化するなどして日本各地で生まれ変わらせている。本来なら取り壊されてしまう建物も、補強などで活用できるものが多い。同研究所は「モノを残す仕組みづくりをしたい」と奮闘を続ける。(久保まりな)

 「残すのは大変」

 東京メトロ・表参道駅から徒歩3分。アパレルショップやカフェなどが立ち並ぶ一角に、開放的な雰囲気が漂う「ミナガワビレッジ」がある。喫茶店のほかオフィス、賃貸住宅などを備えた複合施設で、再生建築研究所が東急電鉄と共同で改修事業を手がけた。

 元々は昭和32年に建てられた住宅。増改築を重ねるなどして使われていたが、相続による住人不在と老朽化が進んだことにより、再生することになった。

 オーナーからは「建て替えずに活用したい」と要望があったが、他業者が新築するしかないとした中で、再生の道が選ばれたのだという。同研究所の神本豊秋(とよあき)代表(37)は「壊すのは簡単だが、残すのは大変。残せるなら残したいという依頼主が多い」と話す。

 ビレッジは、一つの敷地に4棟の建物があるなど建築基準法の「一建物一敷地の原則」に違反していたため、それを是正。断熱や耐震改修も実施した。同研究所も入居して運営を担い、昨年、ビレッジは再スタートを切った。

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