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【話の肖像画】指揮者・大友直人(60)(6)日本に根付かないクラシック

 〈新しい音楽語法は、これまでの音楽のつくり方を根本から覆すようなもの。その語法でつくられた作品が次々と世に出されたが、一般の聴衆にとって、決して聴きやすいものではなかった〉

 新しい書法や技法の開拓なしに芸術の追求はあり得ない、という価値観は決して否定できないし、正しいとも思います。問題は、音楽が社会の中でどのような存在なのか、どのような役割を担っているのか、ということを音楽家が問い続けているかだと思います。芸術性に立脚して音楽の可能性を追求する実験音楽はもちろん価値がありますが、エンターテインメント性との両立が難しいケースが多いのです。

 今も世界中のクリエーターたちは芸術性とエンターテインメント性の両立を目指し、試行錯誤しながら新しい作品を創造しています。私はそうしたクリエーターたちの協力者でありたいと考えています。(聞き手 桑原聡)

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