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【老舗あり】群馬県みなかみ町 宝川温泉「汪泉閣」

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 「外国人にとって、露天風呂に裸で、しかも見知らぬ人と入浴するなんて言語道断。“きわもの好き”の旅行者が興味本位で来たのがきっかけになった」

 女性でも安心して入浴できるよう「湯あみ着」を取り入れると、カップルで混浴を楽しめると評判に。オーストラリアの旅行ガイドブック「Lonely Planet」に記事が掲載されたのを契機に、海外からの客が一気に増えた。

「冬場が稼ぎ時に

 平成27年に21・6%だった外国人の宿泊率は1年後には33・1%に。昨年は宿泊客3万2千人の約44%を占めた。約150カ国からの旅行客は個人客がほとんどで、団体客は受け付けない。接客は大変だが、収益率はアップした。「閑散期だった冬場が稼ぎ時に変わった」(与志雄さん)

 冬は豪雪と温泉を求めてタイなどからの、夏は欧米からの宿泊客でにぎわう。接客は主に日本語と英語で行う。「ここで働けば、1年で英語がペラペラになる」と与志雄さんは笑う。

 もちろん、課題もある。

 料理は牛肉や豚肉など宗教上の理由で提供できない材料があり、各自が選べるバイキングで対応すると、豪華な料理を期待する日本人客から不評を買った。

 小さな布団では体の大きな外国人は足がはみ出てしまうが、大きな布団は押し入れに収容できない。

 それでも、与志雄さんは「宝川温泉を日本の宝として守っていきたい」と胸を張り、より良いサービスを追求している。(前橋支局 橋爪一彦、写真も)

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