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垣間見る未来と現実 「恵比寿映像祭」

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市原えつこ「デジタルシャーマン・プロジェクト」2015~
市原えつこ「デジタルシャーマン・プロジェクト」2015~

 社会状況やデジタル技術の変化を反映させた進化を遂げる美術-。映像とアートの国際フェスティバル「恵比寿映像祭」が、東京都目黒区の東京都写真美術館を主会場に開催されている。

 平成21年に恵比寿の地で産声を上げ、今回が11回目となる。今回の総合テーマは「トランスポジション 変わる術(すべ)」。違う場所への移動などを意味するトランスポジションをキーワードに、多彩な作品が紹介されている。

 現世と来世の世界が交差するのがメディアアーティストの市原えつこ(30)の作品「デジタルシャーマン・プロジェクト」。亡くなった人が家庭用ロボットにとりつき、四十九日まで家族とともに過ごすという意表を突く作品。公開された最新バージョンはロボットの顔に、3Dプリンターで作られた作家自身の立体的なマスクがはめられた。自身の声も発せられ、動作も小気味よい。人工でありながら人間に近い存在に思えてしまう。将来、親族が対面したらどんな感情を抱くのだろうか。作者は人工知能など最先端のテクノロジーを使い人間と機械の新しい関係を模索する。

 現代の再生医療とアートを結びつけているのが美術家の岡田裕子(48)の作品だ。アートとは無縁なような脳の血管をモチーフにした「脳血管のティアラ」など奔放な造形で、人工臓器によって変換されることで命がつながる医療の現実を提示する。注目アーティストの作品から、アートや映像の可能性や未来を垣間見ることができる。24日まで、無料(一部有料)。問い合わせは同美術館(03・3280・0099)(渋沢和彦)

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