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「数奇の殿様」徳川治宝を紹介 和歌山県立博物館

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「数奇の殿様」とも呼ばれた徳川治宝を紹介する企画展=和歌山市
「数奇の殿様」とも呼ばれた徳川治宝を紹介する企画展=和歌山市

 音楽や文芸に造詣が深く「数奇の殿様」とも呼ばれた紀州徳川家10代藩主、徳川治宝(はるとみ)を紹介する企画展「徳川治宝が生きた時代」が和歌山市の和歌山県立博物館で開かれている。治宝の別邸「西浜御殿」で使われ、今回初公開の「葵紋長持」など145点の資料を並べている。

 治宝は寛政元(1789)年に藩主となり、藩政に中・下級武士を積極的に起用。幅広い文化の奨励策をとった。文政7(1824)年に隠居後も、現在の県立和歌山工業高校(和歌山市西浜)付近にあった西浜御殿で文学や音楽に親しみ、家臣らを集めて交流を楽しんだとされる。

 館では、これまで治宝の関連資料を展示してきたことはあるが、治宝自身に焦点を当てる機会は少なかったため今回、企画展として取り上げた。

 展示数は県指定文化財を含む145点。初公開の葵紋長持は、治宝の死後に取り壊された西浜御殿で使われていた品で、現存する資料として希少性が高いという。

 このほか、治宝が編纂(へんさん)させ、和歌に詠まれた和歌山の名所をまとめた「新撰紀伊国名所歌集」や、幕府の天文学者から治宝に献上された天文図「分野星図」など、治宝が音楽や文芸に関心が高かったことがうかがえる資料を並べている。

 前田正明主任学芸員は「治宝は(音楽などの)その道の人に知られていても、一般的には知られていない面も多い。この機会に多くの人が治宝についての知識を深めてくれれば」と話している。

 3月3日まで。月曜休館(2月11日は開館、翌12日は休館)。午前9時半~午後5時(入館は4時半まで)。問い合わせは県立博物館(073・436・8670)。

     

 この記事はインターンシップ生の岩安良祐と武田祐季が担当しました。

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