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日本画家、堀文子さん死去 100歳

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死去した堀文子さん
死去した堀文子さん

 自然の中に息づくいのちを描き、絵本でも親しまれた日本画家、堀文子(ほり・ふみこ)さんが5日、心不全のため神奈川県平塚市の病院で死去した。100歳。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を開く。

 東京生まれ。女子美術専門学校(現・女子美術大)で学び、新制作協会会員を経て、創画会の結成に参加した。昭和27年、「山と池」で有望な女性画家に贈られる上村松園賞を受賞。絵本や装丁も数多く手掛け、47年にイタリア・ボローニャの国際絵本原画展で絵本「くるみわりにんぎょう」がグラフィック賞を受賞した。

 41歳で夫と死別し欧州やメキシコなどを巡る旅に出て以降、旅を創造の源とした。69歳でイタリア・トスカーナ地方にアトリエを構え、80歳を過ぎてヒマラヤ山麓を訪れ、幻の高山植物ブルーポピーを描いた作品を発表。厳しい岩場で咲く孤高の青い花は、画家自身の姿勢とも重なり代表作となった。

 晩年は神奈川県大磯町の自宅の庭で微生物や身近な草花などを見つめ、旺盛に作品を発表し続けた。平成26年に完成した福島空港ターミナルの陶板レリーフ「ユートピア」の原画も担当した。

 元多摩美術大教授。画文集「命といふもの」や「堀文子の言葉 ひとりで生きる」など著書多数。

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