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「桃尻娘」「桃尻語訳 枕草子」 作家の橋本治さんが死去 70歳

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橋本治さん=2017年10月、東京都渋谷区(寺河内美奈撮影)
橋本治さん=2017年10月、東京都渋谷区(寺河内美奈撮影)

 小説「桃尻娘」や「桃尻語訳 枕草子」をはじめ多彩な執筆活動を展開した作家、橋本治(はしもと・おさむ)さんが29日、肺炎のため死去した。70歳。葬儀・告別式は未定。喪主は母、美代子(みよこ)さん。

 東京大文学部在学中の昭和43年、学園紛争のさなかに大学祭ポスターを制作。「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」のコピーで注目される。イラストレーターなどを経て52年、若者言葉で時代の風俗を軽やかに描いた青春小説「桃尻娘」で作家デビュー。「春って曙(あけぼの)よ!」「夏は夜よね。月の頃はモチロン!」など若い女性の話し言葉で古典をよみがえらせた「桃尻語訳 枕草子」はベストセラーになった。

 「双調平家物語」「窯変源氏物語」など、ほかの古典の現代語訳にも挑んだ。「宗教なんかこわくない!」で新潮学芸賞を、「『三島由紀夫』とはなにものだったのか」で小林秀雄賞を受けるなど評論でも高く評価された。

 「上司は思いつきでものを言う」などエッセーの著作も多い。小説「蝶(ちょう)のゆくえ」で柴田錬三郎賞。昨年には小説「草薙(くさなぎ)の剣」で野間文芸賞を受賞。欠席した受賞記者会見に文書を寄せ、上顎洞(じょうがくどう)がんで治療を受けたことを明かしていた。

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