PR

ライフ ライフ

彗星の故郷か、太陽系の果てに微小天体発見 国立天文台など

Messenger
発見された天体の位置
発見された天体の位置

 太陽系の果てにあり、彗星(すいせい)となる可能性がある微小な天体を国立天文台などの研究チームが発見した。微小天体は非常に暗いため発見が難しく、彗星が多数生まれるとされる場所での観測は初めて。28日付の英科学誌電子版で発表した。

 この天体は直径約2・6キロで地球から50億キロほど離れた場所にあり、海王星よりも外側の軌道で太陽を周回している。

 この付近は「カイパーベルト」と呼ばれる場所で、約46億年前の太陽系誕生時に惑星の材料となった微小天体が多く残っており、これらが軌道を変えると彗星になる。ただ、これまで観測された天体は直径約20キロが最小で、彗星となるような非常に小さな天体は見つかっていなかった。

 チームは平成28年から29年にかけ、沖縄県の宮古島で約2千個の星を同時に観測。星と地球との間を微小天体が通過すると、星が少しだけ暗く見える現象を利用し、28年6月に今回の天体を発見した。

 想定よりも早く発見できたことなどから、カイパーベルトにある微小天体は予測より100倍は多いとみられる。チームの有松亘(こう)京都大研究員(観測天文学)は「この場所が彗星の起源であることを強く示唆する結果だ」と話す。

 カイパーベルトの微小天体は台湾や米国なども10億円規模の費用を投じて観測を目指す。これに対し日本チームは市販されている口径28センチの天体望遠鏡を改造し、約350万円と格安の費用で観測に成功した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ