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【日本再発見 たびを楽しむ】白い噴気あちこちに〝西郷どん〟が愛した名湯~鰻温泉(鹿児島県指宿市)

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鰻温泉では街のいたるところから白い噴気が上がり、旅心を誘う
鰻温泉では街のいたるところから白い噴気が上がり、旅心を誘う

 鹿児島県薩摩半島の南端に位置する指宿市は、市内の至るところから温泉が湧き出る九州有数の温泉地。温泉で温められた砂浜の砂に包まれる天然砂むし温泉が有名だが、同市の山間部にある「鰻(うなぎ)温泉」は、一味違った自然や文化が楽しめる。

 同温泉は周囲約4キロメートルの九州で2番目に大きい湖「鰻池」のほとりにあり、徒歩約15分ほどで回れる小さな温泉街だ。硫黄成分が豊富で皮膚炎などに効果があるとされる。大昔に池の底から大鰻が出たといわれ、この一帯の地区名が、鰻になったという。

 西郷隆盛が湯治に訪れた地としても知られ、明治7年には従者2人と犬13匹を連れ、約1カ月間滞在した。同地には西郷や犬の石像も建てられている。

 鰻池は約5700年前の噴火でできた火口湖で、一帯は現在も活火山に指定され、白い噴気が街のあちこちに上がっている。また、地域の言い伝えでは、噴気が出る穴の蓋が1、5、9月の各16日に開くと亡くなった人に会うことができるとされ、当月の16日に開催の鰻地蔵堂祭り「ウナッメイ(鰻参り)」には故人の家族や友人が参詣に訪れる。

 さらに、蒸気熱を利用した「スメ」と呼ばれる天然のカマドが多くの家庭で使われており、温泉卵や温野菜、鶏の丸蒸しなどの蒸し料理が楽しめるという。

 指宿市役所の担当者は「深い緑に囲まれ鳥のさえずりが心地よく、ゆったりとした時間が流れる温泉地です。神秘的な雰囲気を楽しんでいただければ」と話す。

 鹿児島市内から車で約2時間。〝西郷どん〟が愛した名湯は、心身を温めてくれそうだ。

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