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「フィリップス・コレクション展」 モダニズム美術擁護者の軌跡

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 19世紀のクールベやコロー、印象派のドガ、さらにピカソやブラックの名作の数々-。近代美術コレクションを誇るアメリカの美術館「フィリップス・コレクション」から、えりすぐりの75点を集めた展覧会が、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開かれている。

 ワシントンにあるフィリップス・コレクションは1921年、米国初の近代美術の美術館として開館。美術館の歴史と深い関係があるのがフランスのナビ派の画家、ピエール・ボナール(1867~1947年)の「犬を抱く女」だ。穏やかなグレーの色彩を背景に、オレンジ系の明るい着衣の女性が犬を抱える。やさしく心が和む絵だ。

 美術館を創設したダンカン・フィリップス(1886~1966年)は、1925年、米国で開催された国際美術展で「犬を抱く女」を見て、ほれ込みボナールの支援者となった。2人は親交し、米国の美術館で初となる個展を開催。まさに美術館と深い関係を物語る作品だ。

 本展には有名画家に交じりロシア生まれの画家ニコラ・ド・スタール(1914~55年)の絵画も出品された。

 日本の美術館ではほとんど所蔵されていない知る人ぞ知る画家。展示された「北」は油絵の具を塗り重ねた色彩の奥深さを見せる。

 ダンカンについて三菱一号館美術館の高橋明也館長は「北米におけるモダニズム美術の熱心な擁護者として近代美術史上に輝いている」とたたえる。

 2月11日まで。月曜休、一般1700円。問い合わせはハローダイヤル03・5777・8600。(渋沢和彦)

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