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学び支える「自主夜間中学」 公立校空白県で存在感

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自主夜間中学の授業。ボランティアと1対1で学ぶ=1月12日、岡山市北区(吉田智香)
自主夜間中学の授業。ボランティアと1対1で学ぶ=1月12日、岡山市北区(吉田智香)

 家庭の事情で中学校に通えなかった高齢者や不登校の若者、日本で暮らす外国籍の人らの学びの場として、ボランティア団体などが運営する「自主夜間中学」。公立の夜間中学は、平成28年に教育機会確保法が成立したのを受けて文部科学省が各都道府県に少なくとも1校の設置を促しているが、現時点では8都府県に31校しかなく、民間が学びを支えている格好だ。クラウドファンディングを活用したり、公立夜間中学の設立に尽力したりするなど、存在感を放っている。(吉田智香)

 JR岡山駅近くにある岡山国際交流センター(岡山市北区)。月2回、土曜日の夜になると、年齢や性別、国籍もさまざまな生徒が集まってくる。「岡山に夜間中学校をつくる会」が立ち上げた自主夜間中学だ。公立の夜間中学とは違って時間割などもなく、ボランティアと1対1で机に向かうと、それぞれのペースで国語や数学、英語を学ぶ。

 代表の城之内庸仁(しろのうち・のぶひと)さん(42)は市立中で英語を教える現役教諭。中学校にほぼ通わないまま卒業した生徒から「働こうと思っても、字が読めないし、計算もできない」と聞いたのを機に、学び直しの場の必要性を実感。東日本大震災後にボランティアで訪れた福島県で自主夜間中学の活動に触れて刺激を受け、29年4月、地元の岡山で開設にこぎつけた。

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