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【介護と福祉のこれから】採用面接に高齢者も加わって デザインスクール提案

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家族と一緒に手を合わせる利用者。壁には投影機で神社の境内を映し出した=香川県坂出市の特別養護老人ホーム「松ケ浦荘」 (三好一也さん提供)
家族と一緒に手を合わせる利用者。壁には投影機で神社の境内を映し出した=香川県坂出市の特別養護老人ホーム「松ケ浦荘」 (三好一也さん提供)

 介護と福祉の職場を、さらに魅力的なものにしようと提案、実践するプロジェクト「これからの介護・福祉の仕事を考えるデザインスクール」が、中国四国ブロックでも順調に進んでいる。「みんなが成長できる職場とは」「高齢者施設の面会を里帰りのようにしよう」-。理想の老後へ、独創的な案が次々に飛び出した。(牛田久美)

                   

 街づくり事業などを手がける「スタジオ・エル」(大阪府吹田市)が開講中の平成30年度の厚生労働省補助事業。全国8ブロックで約500人が活動中だ。

 中国四国は5チームの35人が昨年12月末、船や高速バスなどで広島市中区に集まった。

にぎやかに和み

 「わしらが人事部」を発表した班は、「職場で成長しているか」を主題に討論してきた。介護職と利用者(高齢者)がともに成長する場を求めて、利用者側が人材育成に携わる“人事部”を設置。岡山市南区の介護支援専門員、下川和歩さん(37)が代表の福祉サービス「楽喜」の施設で、利用者が介護職の面接、採用、教育に携わる様子を発表した。

 ポイントは、「何してるのかな」と近寄ってきた高齢者も加わる“ガヤガヤ面接”。「何で働きたいんじゃ」「わしゃ何を聞いちゃろか」と場が和み、「管理者と利用者は対等だった」(同班)という。募集時の希望は「優しくてよく気がつく人」が多い一方、「長年生きて注文はみな違う」「何でもええ、価値観はいろいろ」「とりあえずがんばらんかい」と温かく見守る声も相次いだという。

自宅のように

 施設へ面会の足が遠のかないように「面会ではなく里帰りにしよう」と、初詣体験を企画した班も。

 香川県坂出市の特別養護老人ホーム「松ケ浦荘」看護リーダー、三好一也さん(34)は「正月は家族が集まるよい機会。施設へ移っても家族の関わりが変わらないようにしたい」と語った。今月3日、室内の壁3面に、神社の境内を投影。参拝後、記念撮影して絵馬に貼り、願い事を書いてもらった。

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