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バンクシー九十九里にも? 「少女と風船」漁港護岸に

漁港の防波堤に画かれたバンクシーの作品「少女と風船」に似た絵=22日、千葉県九十九里町(同町提供)
漁港の防波堤に画かれたバンクシーの作品「少女と風船」に似た絵=22日、千葉県九十九里町(同町提供)

 千葉県九十九里町の漁港の防波護岸に、正体不明の路上芸術家バンクシーの作品「少女と風船」に似た絵が描かれており、地元で話題になっている。東京都内でもバンクシー作品に似たネズミの絵が見つかっており、都は本物かどうか調査する方針だが、漁港管理の担当者は「絵の鑑定は考えていない。対応を検討したい」と困惑している。

 専門家は「最近のもののようなので、ファンがまねして描いたものではないか」とみている。

 町によると、絵は片貝漁港にあるコンクリート製の護岸に描かれている。少女の背丈は1メートル前後で、白黒で表現された姿やハート形の赤い風船といった構図がバンクシー作品に近い。

 住民やサーファーへの聞き取りで約2年前からあったとみている。管理する県銚子漁港事務所が21日、報道機関からの問い合わせで気付いた。

 バンクシー作品に関する訳書がある東京芸術大の毛利嘉孝教授(社会学)は、実物を見ていないと断った上で「近年バンクシーは忙しく世界中を飛び回り、話題作を絶えず発表しているので、お忍びで来日して作品を描く理由が思い当たらない」と分析している。

 「少女と風船」は昨年10月、ロンドンでの競売で落札直後にシュレッダーで自動的に細断。競売大手サザビーズが新たに「ごみ箱の中の愛」と名付けた。

 一方、東京都港区では、ネズミの絵が金属製の防潮扉に描かれており、管理する都が金属板を取り外して保管している。

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