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【人語り】長谷川潔 フレンZOOすざか代表 子供の喜ぶ姿がうれしい

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長谷川潔さん
長谷川潔さん

 サンドバッグをキックするアカカンガルー「ハッチ」の振る舞いが話題を呼び、全国的に有名になった長野県の須坂市動物園で、サポート団体「フレンZOOすざか」の代表を務める。動物園の利便性を高め、その魅力を入園者に満喫してもらおうと、工夫を凝らしている。(松本浩史)

 動物園のサポーター団体として、「フレンZOOすざか」を結成したのは平成17年です。当時は、入園者が伸び悩み、廃園も取り沙汰されていました。なにせ15年には、年間の入園者が開園後、ワースト2となる約6万3千人に落ち込んでいましたから。今は約15万人です。

 もともと動物が好きだったので、犬の飼い主にしつけを教えたりする団体に所属し、入園者に犬と触れ合ってもらう動物園のイベントに参加していました。そんなご縁もあって、「フレンZOOすざか」のお話を動物園からいただいたときは、快く引き受けました。

 18年には、「ハッチ」がテレビで紹介され、入園者は約23万人に達しました。私たちの仕事はあくまでも、職員の手が回らないところを補うことです。なので、トイレの案内板とか休憩所の整備とかに当たりました。獣舎の前に連なった入園者の整理もしました。

 今でもそうした活動に取り組んでいますが、ほかにも、「カピバラ神社」を創建し、絵馬やお札も作りました。南園に通じる通称「網トンネル」には、ベニヤ板を加工した動物のシルエットも取り付けました。

 活動をしていて何よりうれしく感じるのは、子供たちの喜ぶ姿をみられたときです。カピバラやウサギなどの生態を説明する際には、どう話したら関心を向けてくれるか工夫しています。カピバラは水の中でうんちをするとか、ウサギは走ってしたりする、なんて話をすると、子供たちの目が輝いてくるんです。

 動物の魅力は、こちらが尽くしてあげると、警戒心がなくなって、近寄ってきたり、ほかの人には見せないしぐさをしてくれたりしてくれることです。そんな体験を少しでも多くの入園者にしてもらいたいと思っています。

 「フレンZOOすざか」のメンバーは現在、20人ほどです。東京からお手伝いに来てくれるご夫婦や、高校生もいます。日常的に活動できるのは7~8人でしょうか。動物好きな方はどなたでも大歓迎です。仲間の輪をもっと広げたいんです。

 はせがわ・きよし 昭和20年1月16日生まれ。長野県須坂市出身。旧須坂商(現須坂創成)卒。信用金庫を退職後、民間企業に再就職。今では「年金暮らし」を送りながら、「フレンZOOすざか」の代表として活動している。

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