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オフィス街の美術館、変貌 丸の内ストリートギャラリー

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桑田卓郎「つくしんぼう」2018
桑田卓郎「つくしんぼう」2018

 不可思議な人体像やキラキラとした大きなツクシなどのアート作品がオフィス街に出現-。首都の玄関口、東京駅(東京・丸の内)近くのオフィス街に、美術館でしか鑑賞できないような有名作家らの作品の数々が置かれ、行き交う人々を楽しませている。

 有名ブランドショップが連なる丸の内仲通りで開催されているのが「丸の内ストリートギャラリー」だ。芸術性豊かな街づくりを目指し、三菱地所と彫刻の森芸術文化財団が昭和47年から開催し、昨年11月から始まった今回の展示期間は約3年。

 今回は東京の表玄関にふさわしく、世界に羽ばたく日本の著名アーティストが集結。約1・2キロの通りに12点の作品が配置され、装いも新たにした。

 新東京ビル前に置かれ、ちょっと異質な造形で目を引くのはフランスの有力ギャラリーと契約し、国際的に活動している芸術家、加藤泉(49)の作品「無題」。素材は小松石。彫ったりすることはなく、石の塊を組み合わせ、アクリル絵の具で着色した。原始的で素朴な形は胎児を思わせる。加藤は人間を題材にした絵画で注目され、近年は立体作品も制作。日本の公共空間で石の作品を発表するのは今回が初となる。

 今年はメキシコ、フランス、中国での個展が予定され、作品は美術館やギャラリーでしか見ることができないため街中で見られるのは貴重だ。「気軽な気持ちで自由に見て、何かを感じてもらえればうれしい」と加藤は話す。

 世界的な美術家の草間彌生(やよい)(89)の作品もある。初の石彫で「われは南瓜」。モチーフはトレードマークにもなっているカボチャだ。新作ではなく、丸の内二丁目ビル前に平成25年にすでに設置されていたものを、今回、場所を丸の内二重橋ビル前に移した。全体は真っ黒の黒御影石。幅は1メートルほどだが存在感は十分だ。

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