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【アート 美】共感を呼ぶ生々しい女性像 インベカヲリ★さん写真集「理想の猫じゃない」「ふあふあの隙間」

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「日和 2018」 写真集『ふあふあの隙間』
「日和 2018」 写真集『ふあふあの隙間』

 「同情の目で見るものではなくて、こういう人生もありかな、力強いなって思ってくれるといいなと思ってます」

 人間を生々しく描き出す文章は、それだけでもノンフィクションとして成立するが、読んでから写真を眺めると、テキストと映像が共鳴して深みが増す。想像力を刺激する写真の力をフルに引き出している。

 「人生って、挫折なく、うまくいってるほうがいいと思うかもしれない。でも私は、そうでない人の方が一緒にいて楽しい。話を聞いていても興奮がある。私のその感覚を、見た人にも感じてもらいたい」

何かに抗う力強さ

 かつて病んだ人というのは社会の中で特別な存在だったが「最近はみんな平等に不安定になった」と感じている。芸能人がパニック障害や鬱病を公表することも珍しくない。ひっそりと闇を抱え込むのでなく、作品制作を通じて誰かに伝えたり、客観化することに意味を見いだす人は多いのかもしれない。

 「みんなが大変なんだから頑張ろうよって、そういう感じはありますよね。そんな中で、全力で突っ走ってる人たちの言葉と写真です」

 写真集で、さまざまな女性の見せている個性的なポーズ。共通しているのは独自の美意識とユーモア、そして何かに抗(あらが)うかのような力強さだ。

                   

【プロフィル】インベカヲリ★

 いんべ・かをり 昭和55年、東京生まれ。写真は独学。女性のポートレートを撮り続けている。平成30年、第43回伊奈信男賞を受賞。事件取材などのノンフィクションライターとしても活動している。

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