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クジラは知能が高い動物 捕鯨再開は「野蛮」 批判報道を検証

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 欧米がやめた、クジラを「殺す」行為について、シドニー・モーニング・ヘラルドの社説も、アフリカで戦利品の獲得のためにゾウやサイを狩猟するのと同列に並べ、「野蛮な行為だ」と断罪している。

 IWC脱退の決定を「経済的にも、生態学的にも全く正当性を持たない」と批判する英高級日曜紙オブザーバーの社説にもこうした考え方がにじみ出ている。同紙は「食料のために、地球上で最も知的な生き物を虐殺する準備計画は一貫性にかける」と指摘。こうした非難は、クジラの命に感謝しながら、肉や骨、ひげまでも余すことなく「いただいて」きた日本人の伝統的価値観とは相いれない。

 さらに、今回の商業捕鯨再開への批判には1994年に、ノルウェーの人類学者、アルネ・カラン教授が提唱した「スーパー・ホエール」の影響を受けた言及も見え隠れする。

 世界の海洋には80種の鯨類が生息し、全ての種が絶滅の危機にあるわけではない。イルカも同種なのだが、反捕鯨運動での言説の中では、あらゆるクジラやイルカの特徴を全部ひっくるめて、「スーパー・ホエール」という想像上の動物が作り上げられる。この架空のイメージが、環境保護運動のシンボルとして、利用されているというのだ。

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