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第160回芥川賞に上田岳弘さんと町屋良平さん、直木賞に真藤順丈さん 古市さんは芥川賞逃す

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第160回芥川賞・直木賞が決定。右から、芥川賞に決まった上田岳弘氏、町屋良平氏、直木賞に決まった真藤順丈氏=16日午後、東京都千代田区の帝国ホテル(飯田英男撮影)
第160回芥川賞・直木賞が決定。右から、芥川賞に決まった上田岳弘氏、町屋良平氏、直木賞に決まった真藤順丈氏=16日午後、東京都千代田区の帝国ホテル(飯田英男撮影)

 第160回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は上田岳弘(たかひろ)さん(39)の「ニムロッド」(群像12月号)と町屋良平さん(35)の「1R1分34秒」(新潮11月号)に、直木賞は真藤順丈(じゅんじょう)さん(41)の「宝島」(講談社)にそれぞれ決まった。社会学者の古市憲寿(のりとし)さんは芥川賞の受賞を逃した。

 芥川賞の上田さんは兵庫県生まれ。三島由紀夫賞や芸術選奨文部科学大臣新人賞も受けている。受賞作は、仮想通貨技術などを題材に、高度情報化社会を生んだ人類の欲望と憂鬱をすくい上げた。

 町屋さんは東京生まれ。平成28年に文芸賞を受けてデビューした。受賞作は、弱点を自覚したプロボクサーが練習の中で心身を変容させていく様子を描く青春小説。

 芥川賞選考委員の奥泉光さんは、上田作品を「大きな世界観と日常的な出来事をつなげた手際のうまさが受賞につながった」と評価。町屋作品については「トレーニングの様子を徹底して描く筆の迫力が一番評価された」とたたえた。

 直木賞の真藤さんは東京生まれ。今回の受賞作で、昨年の山田風太郎賞も受けた。受賞作は、米占領下の沖縄を舞台に、本土復帰に向けた激動期を駆け抜ける若者群像を描く。

 直木賞選考委員の林真理子さんは「非常な熱量で沖縄の人々の強さと明るさが見事に描かれていた」と評した。

 受賞者は同夜、都内で記者会見。芥川賞の上田さんは「評価していただけてうれしい」、町屋さんは「緊張しているのでわけがわからないというのが正直なところ」と語った。贈呈式は2月下旬、都内で開かれる。賞金は各100万円。

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