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【フード 食】名店 ロシア料理レストラン「ロゴスキー」 重厚寛大 身も心も温まる

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調度品が彩る店内。奥にあるのは「サモワール」という給茶器で、これを使えばいつでも熱々の紅茶を楽しめるという=東京都中央区銀座(酒巻俊介撮影)
調度品が彩る店内。奥にあるのは「サモワール」という給茶器で、これを使えばいつでも熱々の紅茶を楽しめるという=東京都中央区銀座(酒巻俊介撮影)

 近くて遠い国-そんな印象があるロシア。だが最近は平昌五輪フィギュアスケート金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手の人気に加え、今年はラグビーワールドカップの開幕試合で対戦したり、日露関係に進展の兆しが見られるなど、何かとご縁が深まりそうだ。ロシアの話題に関心が高まる今、食文化にも触れ、この隣国をもっと身近に感じてみよう。(津川綾子)

 探究心で再現

 フレンチやイタリアンに比べ、ロシア料理はなじみが薄い。それもそのはず、ロシア料理の専門店が日本で初めてできたのは戦後になってから。昭和26年、東京・渋谷に誕生した8人も入れば満席になる小さな店、「ロゴスキー」だった。

 創業者は長屋緑さん、美代さん夫妻。戦時中、旧満州ハルビンで過ごした緑さんがロシア人街で食べた料理の味を舌で覚えて持ち帰り、それを旧満州でも旧ソ連でも暮らしたことのない妻の美代さんが、持ち前の料理の腕と、50歳でロシア語を学ぶほどの探求心で料理の形にしていった。

 ボルシチで堪能

 〈フランス料理のようなデリケートな技巧をほどこさない、どこか荒けずりで野暮(やぼ)で重厚な感じのものが多く、およそスマートさに欠ける。それだけに素朴で実質的で栄養的である。油っこいものの多いことも寒い国として当然であるが、その油っこさをカバーするためか、料理に酸味のあるものがほとんど〉

 美代さんは3冊目の著書「ロシア料理」(昭和45年刊、柴田書店)で、ロシア料理についてこう書いている。その酸味のひとつは「スメタナ」と呼ばれるサワークリーム。

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