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【新・仕事の周辺】100年後の野球ファンへ 小関順二(スポーツライター)

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 何でこんなに野球を見て書かなければいけないのだろうか。100年後の書き手やファンに、昔はこんなふうに野球が行われていたのか、と認識を深めてもらうためにできるだけ詳しくプレーを写し取る、そういうことだと思う。

 2013年に『野球を歩く』(草思社)という本を出版し、15年に旧新橋停車場・鉄道歴史展示室で開催された「野球と鉄道」(幻の球場と思い出の球団)という企画展の監修を務め、それまでの未来に向けていた目を少しだけ過去に向けて野球を見るようになった。

 いろいろな資料に当たり、昔の選手がプレーした場所に足を運んで、野球の歴史を鳥瞰(ちょうかん)することによって、自分の果たすべき使命がクリアになったと思う。現在の野球を今まで以上に詳しく書き記す、それが私に課された使命ではないだろうか。

 昨年の暮れに『ドラフト未来予想図』(文芸春秋)という本を出し、野球との関わりを時系列で書くことによって、私の本格的なライターとしての活動が40代中盤以降の20年だと再認識できた。まだまだキャリアは浅いので、私が仕事として関わった時代の野球だけはしっかり書き残していこうと思っている。

                   

【プロフィル】小関順二

 こせき・じゅんじ 昭和27年、神奈川県生まれ。日本大学芸術学部卒。プロ野球ドラフト(新人補強)戦略の重要性に着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。平成12(2000)年から年度版として刊行している『プロ野球 問題だらけの12球団』は31年版で20年目を迎える。著書に『大谷翔平 日本の野球を変えた二刀流」(廣済堂出版)、『野球力』(講談社+α新書)など。

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