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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈702〉年明け最初の各誌、極めて低調

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「週刊文春」が暴力と使い込みを報道した純烈の友井雄亮メンバー
「週刊文春」が暴力と使い込みを報道した純烈の友井雄亮メンバー

 毎度、同じようなことを書いて恐縮だが、年明け最初の各誌、極めて低調、先が思いやられる。

 唯一の“スクープ”が『週刊文春』(1月17日号)の「紅白出場純烈メンバー『凄惨(せいさん)DV』と『三千万』使い込み」。

 要は、スーパー銭湯を中心に地方巡業、中高年女性の人気を集め、昨年の紅白に初出場して話題となった「純烈」のメンバー、友井雄亮が〈女性を食い物にする〉〈ジゴロだった〉という話。

 同棲(どうせい)していたA子さんには日常的に暴力を振るい、同じ時期に〈事実婚状態だった〉バツイチ、2人の女児の母B子さんの貯金を三千万円も使い込み、〈うち千七百万円は馬券購入〉。その間、人妻C子さんと浮気--。

 こんな男をチヤホヤしてきた芸能マスコミが腐っているのだ。

 それにしても『文春』、年明け第1弾としては大人の読者が読むに足るもっとハードなスクープがほしかった。

 『週刊新潮』(1月17日迎春増大号)の方はスクープこそないけれど、大人の総合週刊誌の本道を守っている。

 右柱が「『御代替わり』7つの謎」。お得意のワイド型式で、元号誕生の舞台裏などに迫っている。

 〈「元号法ができて以来、政府は『明日にでも新元号を発表できるように』と常に準備しています」「元号は縁起物とも考えられて、物故者の案は候補から外されます」〉(所功・京都産業大名誉教授)

 1989年1月7日早朝、昭和天皇崩御直後、官邸内で開かれた有識者8人による「元号に関する懇談会」で、何より神経を使ったのは秘密保持。

 〈「会議中は、出席者がトイレに行く時も随行がつくほどでした」〉(当時の内閣官房副長官、石原信雄氏)

 「『羽生無冠』で乱世になった将棋界の悪い初夢」、ワイド特集「胡乱(うろん)な賀詞交換会」なども『新潮』らしい斬り口。

 ただし左柱「東京医大裏口をガイドした『赤枝代議士』の言い分」は内容なさ過ぎ。せいぜいコラムネタだ。

 『ニューズウィーク日本版』(1・15)の特集「世界経済2019 2つの危機」は手堅い。(花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)

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