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狩野山楽の布袋図発見

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狩野山楽筆による「布袋図」(左)について説明する雲林院宗碩住職。右は常庵龍崇和尚による偈頌=京都市東山区
狩野山楽筆による「布袋図」(左)について説明する雲林院宗碩住職。右は常庵龍崇和尚による偈頌=京都市東山区

 京都市東山区の建仁寺の塔頭(たっちゅう)霊源院で、江戸時代初期に京都で活躍した狩野派の絵師、狩野山楽(さんらく)が描いた布袋(ほてい)図などが見つかり9日、報道陣に公開した。

 同寺の収蔵庫に収納されていたが昨年4月、庫内の整理中に発見された。布袋図が収められた箱には「布袋和尚 狩野山楽筆」とあり、京都の豪商から寄進され、約200年前の寛政年間に修理したとの記載もあった。大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶が、人物画を得意とした山楽らしい筆致で描かれている。

 また、還俗して戦国大名となった今川義元が、同寺で出家した際に師事した常庵龍崇(じょうあん・りゅうすう)和尚が書いた「偈頌(げじゅ)」と呼ばれる仏徳をたたえる韻文形式の詩も収蔵庫から見つかった。大永6(1526)年との記載が残り、約500年前に書かれた詩だという。

 夜半に座禅をして天を仰ぎながら、未熟な自分を戒め悟りを開くという内容。当時義元が同寺で修行していた記録が残されていることから、義元も目にしていた可能性が高いという。

 霊源院の雲林院宗碩(うんりんいん・そうせき)住職(42)は、「今年は山楽生誕460年、義元生誕500年。この記念すべき年に見つかった縁に感服し、多くの人に見ていただきたい」と話している。

 布袋図や偈頌は10日から3月18日まで一般公開される。

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