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【譲位によせて】(7)名古屋大大学院・河西秀哉准教授 混沌とした時代に救い求める対象

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 私たちは仕事に疲れたら辞める権利があるのに、陛下の立場は考えようとはせず、むしろ押しつけていた。個人的には、譲位はありうる選択肢だと思う。

 今はいろいろな意味で過渡期。皇室を身近に感じる一方で、芸能人を見るような目で見ている人もいて、週刊誌などの対象になっている面もある。皇室は近しい存在と感じても、私たちと同じではないんです。

 私たちの世代は皇室に親しみを感じている人が多い気がしますが、若い学生たちにアンケートをとると、二極化という結果に。無関心な人と、親しみというより尊敬の念を抱いている人。陛下は道徳的であり権威でいらっしゃる方。国民の多くは混沌とした時代に救いを求めていて、それが陛下に向けられているのかもしれないですね。(談)

 かわにし・ひでや 昭和52年名古屋市生まれ。名古屋大大学院文学研究科人文学専攻日本史学専門博士課程修了。京都大大学文書館助教、神戸女学院大文学部准教授などを経て、現職。主な著書に「天皇制と民主主義の昭和史」(人文書院)、「平成の天皇制とは何か-制度と個人のはざまで」(岩波書店)などがある。

 =おわり

 聞き手は、吉国在、江森梓、浜川太一が務めました。

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