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【解答乱麻】参院議員・山谷えり子 体験が人生を拓く、挑戦を

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 今年の干支(えと)は亥。己亥(つちのとい)の本年は、成長が整い、温故知新、次の準備を強いエネルギーで迎える年といわれているようだ。60年前の己亥の年は、天皇、皇后両陛下のご成婚があり、わが家では父が奮発してテレビを購入したため、近所の人々が集まって青空の下の美しいご成婚パレードを見ることができた。

 大人たちはテレビを見ながら国の弥栄(いやさか)への思いを語っていたのか、“国”という愛の共同社会のあたたかさを初めて自分の幼い胸に抱くという出来事でもあった。当時テレビの普及は200万台を突破し、1500万人が推定視聴したといわれている。岸信介内閣では国民年金法や最低賃金法が成立、社会保障の基礎も整い始めた年でもあった。

 それから60年、日本は日々の努力により平和で経済力のある社会となった。課題はあるものの感謝でいっぱいである。

 先日ある会合で、平成生まれの女性から「今年はどんな新しいことに挑戦されますか?」と質問された。その明るさに“挑戦”する心の躍動感をいただいて背筋が伸びる思いがした。

 実はこのところ文教関係の議員の間で“人生100年時代の教育”を議論し続けている。教育を“幸福感を100年にわたって支えるもの”として捉え、予算、内容、場所の整備などの施策の検討を重ねている。

 幸せな人は多様な人間関係、感謝の心と思いやり、困難を乗り越える力があるなどとされ、寿命も7~10年長いという。人生100年ともなれば、山あり谷ありで、立ち尽くす人生の季節も増してくるが、いつ何が襲ってくるかわからない中で、柔軟性、楽観性、胆力、耐力、チャレンジ精神などを意識的に育てていくことこそが必修科目であり続けよう。

 特に若い時代のさまざまな知徳体にまつわる学習体験は、その後の思い通りいかない人生の季節を過ごす時、思いがけぬ形で人を救い人生を拓(ひら)いてくれることもある。教育こそ資本である。私たちはあたたかい友情の中で幼少期から体、声、手先をどう動かし、人間的喜びを高めていくかを学んできている。諸外国からは日本の学校のカリキュラムは世界で最もバランスと深さに富むものの一つと評価されてもいる。真善美を求め文武両道の伝統を歩み続けた先人の努力のおかげかもしれない。

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