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探査機はやぶさ2、2月に物質採取「慎重かつ大胆にやる」

小惑星「リュウグウ」に着地して物質を採取する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)
小惑星「リュウグウ」に着地して物質を採取する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)

 探査機「はやぶさ2」による小惑星「リュウグウ」の最初の物質採取が2月18日から24日までの間に行われることが決まった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のチームが8日、発表した。

 当初は昨年10月に予定していたが、地表に岩石が非常に多く、着地に適した平らな場所が狭いことが判明。物質を採取するには狙った場所に想定以上の正確さで着地する必要があり、技術的に難しいと判断し延期していた。

 チームは太陽との位置関係の影響で本格運用ができない昨年11月末から約1カ月間、着地場所を詳しく検討。その結果、赤道付近に直径約12メートルと約6メートルの2カ所の候補地を見いだした。

 立地条件は一長一短だ。直径12メートルの候補地は広いのが利点だが、昨年10月に投下した着地精度を高めるための目印から約15メートルも離れている。一方、直径6メートルの候補地は狭いものの、目印からは5メートル程度と近く、精度を高めやすい。どちらにするかさらに検討する。

 はやぶさ2の着地精度は15メートルで、いずれの候補地もこれより狭い。ただ目印を頼りに着地すれば、精度は高まるとみている。会見した久保田孝教授は「慎重に、しかし大胆にやりたい」と話した。

 チームはリュウグウのクレーターや岩石など13カ所の地形に命名し、国際天文学連合に申請。一部の修正を経て正式に決定したことも明らかにした。「オトヒメ」「ウラシマ」「モモタロウ」「キビダンゴ」など、9カ所に浦島太郎をはじめとする日本昔話のゆかりの名前をつけた。

 このうちオトヒメは既に金星の地名となっているため、同連合はいったん申請を拒否した。これに対し、チームが浦島太郎の物語に登場人物が少ないことなどを強調して再提案した結果、一転して認められたという。

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