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藤井聡太七段 棋士生活3年目の抱負 タイトルへ着実に「進歩」

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藤井聡太七段は今年の目標に「進歩」と揮毫した =東京・千駄ケ谷の将棋会館(納冨康撮影)
藤井聡太七段は今年の目標に「進歩」と揮毫した =東京・千駄ケ谷の将棋会館(納冨康撮影)

 平成28年10月、史上最年少記録を更新する14歳2カ月でプロデビューした将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)は棋士生活3年目に突入した。昨年も数々の記録を打ち立てた藤井七段。産経新聞の単独インタビューに「タイトルに近づけるように頑張りたい」と、今年の抱負を語った。(田中夕介)

 ▲史上最年少記録

 「プロになって自分なりに少しずつ成長していると思う」

 一昨年6月、デビューから無敗で最多の29連勝を達成した藤井七段は、昨年も一般棋戦の最年少優勝記録更新や史上最年少七段など多くの記録を打ち立て、手応えを口にした。

 今年はさらなる飛躍を目指す。昨年12月、永世称号獲得者と中学生デビュー棋士の中で最速、最年少、最高勝率で公式戦通算100勝を達成した藤井七段の見据える先にあるのは八大タイトルの初の獲得だ。現在、ヒューリック杯棋聖戦2次予選を勝ち上がっている。

 「タイトルを目指したい思いは強い。道のりは険しいと思うので、一歩ずつ着実に歩みを進めたいと思う」

 現在の最年少記録は屋敷伸之九段(46)の17歳10カ月での挑戦権、18歳6カ月での獲得(いずれも棋聖戦)。その記録打破への意志をにじませるように藤井七段は「進歩」の2文字を色紙に力強く揮毫(きごう)した。

 ▲悔い残る対局も

 快進撃を続ける中で、悔いが残る対局もあった。6月に指された第31期竜王戦決勝トーナメント2回戦の増田康宏六段(21)戦をこう振り返る。

 「増田さんに序盤から中盤にかけて鋭い手を指され、最善の対応ができず、苦しくなった。増田さんの強さを感じた」

 その翌月、第66期王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝で斎藤慎太郎七段(25)=当時=に敗れた一局も挙げる。

 「中盤から激しい展開となったが、その中で正しい形勢判断ができなかった。相手に比べて精度が劣ってしまった」

 プロ棋士になって、自分なりに見えてきた戦術面での課題もある。

 「残り時間切迫によるミスを防ぐため、時間配分は必要です。時間があっても選択を誤ってしまう原因の一つは形勢判断と考えられます。今年は形勢判断の改善を進め、中盤でのミスを減らしていきたい」

 将棋界のスーパースターとして将来を嘱望されるが、素顔は高校生。インタビュー中も淡々と答える。

 「高校は中高一貫校なので中学生時代と比べてすごく変わったということはありません。将棋と良いバランスでやれています」

 最後は16歳の素顔をのぞかせながらはにかんだ。

 「少しは運動をしなくてはいけないと思っているんですが、なかなか取り組めなくて」

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