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【防災その先へ】(1)ボランティア 痛み共感、新たな社会の一端 

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浸水被害にあった住宅を掃除するボランティア=岡山県倉敷市真備町(鳥越瑞絵撮影)
浸水被害にあった住宅を掃除するボランティア=岡山県倉敷市真備町(鳥越瑞絵撮影)

 「高いところ気をつけてくださいね」。5日午前、岡山県倉敷市真備町地区。昨年7月の西日本豪雨で全壊した無職、迫田隆一さん(76)宅で、室内の掃除や廃材の運び出しが始まった。

 浸水、破損した家の部材はまとめていたが、片付けが最後まで終わっていなかったという。手伝うのは、倉敷市災害ボランティアセンターから派遣されたボランティア。手際よく天井や床を水拭きし、泥の汚れを落とした。

 「1人では難しくても、協力したら何でもできるんですよ」。ボランティアに参加した大阪府八尾市の教員、田中典子さん(58)は実感する。見守った迫田さんは「ボランティアなしに復興はありえない。感謝したい」と目を細め、こう続けた。「もしどこかで災害が起きたら、今度は私がお手伝いする番だ」

 この日、真備町地区では新年のボランティア活動が再開し、100人以上が集まった。30回以上参加している愛知県春日井市の高原里乃(りの)さん(26)は「作業だけでなく、被災者との会話も大切にしたい」と話す。

 平成最悪の水害となった西日本豪雨の発生から6日で半年。全国社会福祉協議会によると、昨年12月20日現在で約25万5千人(暫定)のボランティアが豪雨被災地に駆けつけている。

 ■「助けたい」が原点

 今や災害時の復旧・復興に欠かせない“インフラ”ともいえるようになったボランティア。しかし、その原点は「人を助けたい」という一人一人の思いであり、それが結集することで大きな力になっていく。

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