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【ゆうゆうLife】認知症とよりよく生きるには

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日本認知症本人ワーキンググループの藤田和子さん(右)と認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子さん(宮崎瑞穂撮影)
日本認知症本人ワーキンググループの藤田和子さん(右)と認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子さん(宮崎瑞穂撮影)

 ■当事者・藤田和子さん「当たり前に暮らしたい」

 ■研究者・永田久美子さん「今の暮らし続ける権利」

 今年は「基本法」制定の動きもあり、認知症の人たちにとって節目の年になりそうだ。そこで、一般社団法人「日本認知症本人ワーキンググループ」代表理事の藤田和子さん(57)と、認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子部長(58)に、認知症と社会のあり方について話を聞いた。(佐藤好美)

 ◆気づいた違和感

 --藤田さんは、45歳で若年性のアルツハイマー型認知症と診断された

 藤田和子 仕事でひどく疲れるようになった。帰宅後に寝込んだり、娘たちから「何度も同じことを聞く」と言われたりした。朝食べたものが思い出せないことがあって、受診しようと。

 --診断後、周囲の反応にショックを受けた

 藤田 認知症の人は、「何も分からない人」「なったらおしまい」など、人として相手にされないと感じた。例えば、私がいるのに、私のことについて私にではなく周りの人に尋ねるなど。病気そのものより、周囲の“偏見”によって生きる力を奪われている人が多いのでは。

 --で きない ことも ある が、できることもある

 藤田 私は、家族の夕食を作り続けたい。以前は料理が得意で、何品も(同時進行で)作れた。けれど、今はできない。でも、1品ずつなら作れる。認知症でも、今ある暮らしを続けていけるし、そうしている人も増えている。でも、とかく、一人では無理だと決めつけられがちだ。

 永田久美子 周囲が「できない」「危ない」「やめさせよう」と考えると、本人の可能性が奪われてしまう。できることに光をあてる方へ発想を転換したい。

 ◆基本法への期待

 --認知症に関する「基本法」を国会に提出する動きがある

 藤田 今までの環境で当たり前に暮らすことを、後押しする法律になるといい。初期の不安な時期から、周囲の人との関わり、つながりがあれば、介護サービスを利用しなくても、結構暮らせる。地域で何ができるかを話し合うなど関わりを促す法律であってほしい。

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