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【正木利和のスポカル】プレゼントの極意

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 クリスマスには親しい人同士が贈り物の交換をするならわしがある。

 それが、とんでもなく豪華になったのは、なつかしのバブル期であった。

 あのころは、キラキラ貴金属が飛び交う、いまからすればとてつもなくゴージャスな時代だった。

 しかし、ジャパニーズビジネスマンたちががむしゃらに働いたおかげでやってきた輝かしい時代も、そう長くは続かなかった。

 肉や魚を食べ散らかす狩猟民の時代があっけなく終わったあとは、じっと収穫物を蓄える農耕民族の時代がいつまでも続いている。

 しかし、それはそれでよい。

 クリスマスだって時代に応じてその身の丈で楽しめばいいのである。

 もちろん、プレゼントだって同様だ。結局のところ、贈り物に込めるのは、金額の多寡ではなく人の気持ちなのである。

 そう、あの短編小説の名手、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」のなかに描かれた、たがいの思いやりのような。

   □    □

 古来、人間は物を贈ったり贈られたりすることで相手との距離を縮めたり関係を深めようとしてきた。

 しかし、他人にそうした親愛の情を示すために何を選べばよいかを考えることは、極めて難しい作業といっていい。

 個人的な経験からいっても、それに悩んでは、失敗ばかり繰り返してきたような気がしてならない。

 実際、そうした贈り物をスマートにできる人は案外、少ないだろう。

 一歩間違えると、プレゼントには、相手の歓心を買おうとするいやらしさのようなものもこもってしまうからだ。

 それを、嫌みなくやってのけるためには、それ相当の人間の品格が必要とされるのではないか…。

   □    □

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