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紙の出版物販売額、ピーク時の半分以下に

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 今年1年間の紙の書籍と雑誌の推定販売金額が1兆2800億円台にとどまり、ピークだった平成8年の半分を割り込む見通しであることが25日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。読者の「雑誌離れ」に歯止めがかかっていないことが主な要因で、出版不況の深刻さが浮き彫りになった。

 調査は1~11月の販売実績(電子出版を除く)を基に通年の販売金額を予測した。それによると出版物の販売金額は前年比6%程度減少し、14年連続の前年割れに。市場規模はピーク時の2兆6564億円の半分を下回る約48%にまで縮小し、昭和50年代前半の水準になる。

 このうち雑誌(漫画の単行本含む)は前年比約10%減の5800億円前後で、約10・8%減だった昨年に次ぐ大幅なマイナスとなる可能性が高い。書籍は同約3%減の6900億円前後とみられる。雑誌は21年連続、書籍は12年連続の前年割れとなる。

 雑誌は、週刊誌や月刊誌などの定期発行誌の落ち込みが激しく、健闘したのは豪華な付録を付けた美容誌など一部にとどまった。漫画の単行本も、読者の電子版への移行が急速に進んでおり、売り上げは減っている。同研究所は、スマホの普及などで情報への接し方が変わり「雑誌離れ」が加速しているとみている。

 小幅な落ち込みだった書籍は「漫画 君たちはどう生きるか」がヒット。文芸書は振るわなかったものの、「ざんねんないきもの事典」「おしりたんてい」シリーズといったベストセラーが出た児童書などが売り上げを下支えした。

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