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サントリー学芸賞に君塚直隆氏 「天皇制とは何か、呼び水に」

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サントリー学芸賞を受賞しスピーチする君塚直隆・関東学院大教授=10日、東京都千代田区(蔵賢斗撮影)
サントリー学芸賞を受賞しスピーチする君塚直隆・関東学院大教授=10日、東京都千代田区(蔵賢斗撮影)

 歴史エッセー「王位継承物語」を本紙で連載し、著作『立憲君主制の現在』(新潮選書)を中心とした業績でサントリー学芸賞を受賞した君塚直隆・関東学院大教授(51)が10日、東京都内で開かれた同賞の贈呈式であいさつした。

 同賞の対象は原則50歳以下。今回の9人の受賞者の中では最高齢となる。贈呈式では、米女優のシャーリー・マクレーンが待望のアカデミー賞を受賞した際の「私の芸歴はこの賞と同じくらい長い」との言葉を引用して喜びを述べ、会場を沸かせた。選考委員の北岡伸一・東大名誉教授は講評で「これまで何度も候補になっており、過去の著作も含めて広い支持を集めた」と、年齢のハンディを業績で乗り越えた満場一致の受賞だったことを明かした。

 専門は英国政治外交史。少年時代から人物伝が好きで、大学では歴史学の道に。英国の君主にまつわる多数の著作を刊行し、日本における英国王室研究の第一人者としても知られる。

 受賞作は、諸外国王室でも「生前退位」が相次いでいる例など国際的な君主制の潮流を参照しつつ、皇室の未来も展望する。「学界でも来年の譲位については関心が高い。この本が、戦後の象徴天皇制とは何だったのか、そしてこれからどうあるべきかを考える呼び水になれば」(磨井慎吾)

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