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藤井聡太七段、記録ずくめの1年 次はタイトル最年少記録更新

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 将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(16)がまた記録を塗り替えた。12日に銀河戦で達成した通算100勝は、永世称号獲得者と中学生でプロ入りした棋士の中では、最速、最年少、最高勝率。勝率では50年ぶり、年齢や四段昇段時からの日数では30年ぶりの記録更新となった。高校生棋士が次に向かうのは、タイトル獲得の最年少記録(18歳6カ月)となる。

 「100勝で一区切りつくわけではない。まだ大きな結果は残せていないので、強くなって結果を残すことを目標としてやっていきたい」

 100勝達成が近づいた10月末、インタビューに答えた藤井七段。いくつもの最年少記録を樹立してきた藤井七段にとって、100勝は一つの通過点にしか過ぎないのだろう。

 昨年、将棋界最多の29連勝を成し遂げた藤井七段は、今年もファンを驚かせた。朝日杯将棋オープン戦で1月、準々決勝で佐藤天彦名人(30)を破ると、2月の準決勝で羽生善治竜王(48)をも下し、そのまま優勝し、15歳6カ月の一般棋戦最年少優勝記録を打ち立てた。段位も、今年初めには四段だったが、2月に五段、さらに朝日杯優勝で六段に。5月には最年少七段となった。

 昇段スピードが速すぎたため、3つの若手棋戦のうち、2棋戦に参加できず、10月の新人王戦のみ参加できた。その新人王戦でも、16歳2カ月の新人王戦最年少優勝記録を達成した。

 藤井七段の今後の焦点は、八大タイトルの挑戦・獲得の最年少記録の更新だ。現在の記録は屋敷伸之九段(46)の17歳10カ月での挑戦、18歳6カ月での獲得だ。

 今年度、藤井七段は竜王、叡王などの4棋戦で、タイトル保持者への挑戦者を決める本戦へ勝ち進んだが、いずれも敗退。師匠の杉本昌隆七段(50)は「藤井にはタイトルに挑戦してもおかしくない技術がある。ただ、挑戦権を獲得するまでに何人かタイトルホルダーを破らねばならず大変だ」と話している。

 来年中に獲得する可能性があるタイトルは、棋聖、竜王、王座の3棋戦だ。「今のままの実力でいいかというと決してそうではない。形勢判断など課題があり、強くなれる1年にしたい」と語った藤井七段。日本中が注目している。

 (中島高幸)

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