PR

ライフ ライフ

羽生竜王タイトル100期なるか、竜王戦第6局始まる

Messenger

 将棋の羽生善治竜王(48)に広瀬章人(あきひと)八段(31)が挑戦している第31期竜王戦七番勝負の第6局が12日、鹿児島県指宿(いぶすき)市で始まった。羽生竜王は現在、タイトル獲得数が通算99期。3勝2敗で迎えたこの第6局で勝利すれば竜王防衛で、通算100期の大記録を達成する。平成元年に初タイトルを獲得し、平成とともに将棋界に君臨し続けてきた大棋士が、平成最後の竜王戦で偉業を成し遂げることができるのか。注目の大一番だ。

 10月に開幕した竜王戦七番勝負は、第1局、第2局と羽生竜王が先勝。しかし第3局、第4局は広瀬八段に巧みに指し回されて連敗、2勝2敗のタイとなった。

 広瀬八段は王位を獲得したことがある実力者で、トップ棋士10人が集まる順位戦A級に在籍している。今年度は31勝10敗で、対局数、勝数、勝率、連勝の記録4部門ではいずれも上位にランクインしており、今期は好調で勢いがある。

 今月4、5両日の第5局では、激しい攻め合いとなった終盤で羽生竜王が丁寧に寄せきり、大記録に向け王手をかけた。

 羽生竜王は元年に当時史上最年少の19歳で初タイトル竜王を獲得。翌年に失冠するが、3年に棋王を獲得して以来、現在までタイトルを保持している。8年には史上初の全七大タイトル独占を達成した。

 24年には棋聖戦で5連覇し、歴代単独1位となるタイトル獲得通算81期となった。昨年12月には竜王に復帰して「永世竜王」の資格を得た。七大タイトルの全てで永世称号を獲得し、前人未到の「永世七冠」も達成。今年2月には将棋界初の国民栄誉賞を受賞した。

 だが近年は試練にさらされている。昨年初めには棋聖、王位、王座の3冠だったが、王位、王座を奪われ、タイトルは一時、棋聖のみとなった。昨年12月に竜王を奪取して2冠となり、通算99期に。しかし今年、棋聖戦で豊島将之棋聖(28)=王位=にタイトルを奪われ、再び竜王のみの1冠となった。

 八大タイトル保持者のうち、半数が20代で、世代交代が進む。羽生竜王も40代後半となり、一般的には体力が衰えてもおかしくない年齢だ。だが、「若い人の感覚やセンスを積極的に取り入れている」と語り最先端の将棋を追求してきた。

 平成最後の竜王戦で、平成のスーパースターが大記録を達成できるのか。持ち時間各8時間で2日制。終局は13日夜になる見通し。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ