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【書評】『太平洋戦争 日本語諜報戦 言語官の活躍と試練』武田珂代子著

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『太平洋戦争 日本語諜報戦言語官の活躍と試練』武田珂代子著
『太平洋戦争 日本語諜報戦言語官の活躍と試練』武田珂代子著

 太平洋戦争で海軍の電報と外交電報は傍受解読されたが陸軍暗号は安泰だった。この“神話”を覆す連合軍の言語官による対日諜報戦の舞台裏を探ったのが本書だ。

 米国は日米両国で教育を受けた「帰米二世」らを活用し、多くの戦果をあげた。日本軍が西太平洋の制海権と制空権を失った1944年6月の「マリアナ沖海戦」で入手した日本の作戦書をいち早く翻訳、インテリジェンスにしたのは二世語学兵だった。彼らは日本兵の心理も読んでいた。著者は翻訳通訳研究が専門の立教大教授。米英豪の国立公文書館などから資料を渉猟して言語官の実像に迫った。(ちくま新書・800円+税)

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