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本庶氏がノーベル賞記念講演 座右銘「有志竟成」寄贈

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ストックホルムのカロリンスカ研究所で記念講演をする本庶佑・京都大特別教授=7日(共同)
ストックホルムのカロリンスカ研究所で記念講演をする本庶佑・京都大特別教授=7日(共同)

 【ストックホルム=宇山友明】ノーベル医学・生理学賞を受賞する京都大の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授(76)は7日午後(日本時間同日夜)、スウェーデン・ストックホルムのカロリンスカ研究所で記念講演を行った。免疫の働きを利用する画期的ながん免疫治療薬「オプジーボ」の開発につなげてきた研究人生を、驚くべき幸運に恵まれたとしながら振り返った。

 10日の授賞式や晩餐会などには「和服で臨む」といっていた本庶さんだが、この日はスーツにネクタイ姿で登場。研究所のホールを埋めた約千人の観衆は大きな拍手で迎えた。緊張した様子の本庶さんは、講演の順番を待つ間、先に登壇した共同受賞者の米テキサス大のジェームズ・アリソン教授(70)の話に聞き入っていた。

 講演に先立ち、6日には妻の滋子(しげこ)さん(76)らと同所のノーベル博物館を訪れ、自身の座右の銘である「有志竟成(ゆうしきょうせい)」と書かれた色紙を納めた額を寄贈した。額はノーベル博物館が同日午後(日本時間同日夜)、報道陣に公開した。

 有志竟成は「志がしっかりしていれば、いつかは実現できる」という意味。寄贈後に行われた公式会見で、本庶さんは「私の信条。この言葉で、困難な時もやってこられた」と語った。

 額を寄贈したノーベル博物館はストックホルムの中心部に位置し、創設者のアルフレド・ノーベルや歴代受賞者ゆかりの品々が展示されている。証券取引所として17世紀に建てられ、ノーベル賞創設100年を記念して2001年に博物館としてオープン。昨年は約24万6千人が訪れた。

 館内の喫茶店は、歴代受賞者が椅子にサインする恒例行事が行われる場所としても知られ、本庶さんもアリソン教授と同じ椅子に、漢字で氏名を記入し、日付には「平成」の文字も加えた。

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