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【福島のお魚を食べようプロジェクト】常磐もの「アンコウ」おいしさ太鼓判

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豊洲市場に入荷した「常磐もの」のアンコウと、築地魚市場販売促進室長の山縣伸悦さん=東京都江東区
豊洲市場に入荷した「常磐もの」のアンコウと、築地魚市場販売促進室長の山縣伸悦さん=東京都江東区

 ■イトーヨーカ堂アリオ葛西店 8、9日試食販売

 福島県の漁業・水産業の復興を応援するため、産経新聞社が立ち上げた「福島のお魚を食べようプロジェクト」は、大手スーパーのイトーヨーカ堂と協力し福島県産の鮮魚を販売するフェアを同社のアリオ葛西店(東京都江戸川区)で8、9日に実施する。「常磐もの」と呼ばれる同県沖で漁獲されたアンコウなどを販売。これからの季節にピッタリの「あんこう鍋」の試食も行う。魚食推進を目的とした「SAKANA&JAPAN PROJECT」の一環で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の風評を払拭し、同県産の魚介類のおいしさを知ってもらい販売の回復につなげるのが狙いだ。

 一人でも多く

 「これから冬に向けてあん肝に脂がのってドンドンおいしくなる。身はふわふわで、皮やエラ、ヒレもトロトロ。30キロの超大物も揚がる」

 福島県相馬市の相馬原釜地方卸売市場の仲卸業者、飯塚商店の代表、飯塚哲生さんは「常磐もの」のアンコウの魅力をこう語る。

 親潮と黒潮がぶつかる同県沖は日本有数の漁場で、この海域で取れる「常磐もの」と呼ばれる魚介類は市場で高く評価されてきた。しかし、震災と原発事故から7年半以上がたった現在も、沿岸漁業は小規模な試験操業にとどまり、復興は道半ばだ。

 アンコウは「常磐もの」を代表する冬の味覚。同県の沿岸部では、あん肝を溶かしたみそ仕立ての「どぶ汁」と呼ばれる鍋料理が名物となっている。

 飯塚さんは「消費地で一人でも多くの人に食べてもらうことが本格的な操業再開につながる」と訴える。

 相馬に試験操業で水揚げされた魚介類は、東京都江東区の豊洲市場(都中央卸売市場)にも出荷されている。同市場の卸売業者、築地魚市場の販売促進室長、山縣伸悦さんは「常磐ものは魚種が豊富で、海の豊かさが分かる。首都圏から近く鮮度と品質が良く高値で評価されてきた」と、おいしさに太鼓判を押す。

 試験操業のため、入荷量が少なく販路の回復もなかなか進まないのが実情だ。山縣さんは「常磐もののおいしさや安全性について流通業者に伝え、消費者に知ってもらうようにすることも、豊洲の卸売業者の使命」と力を込めた。

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