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腹腔鏡と内視鏡の合同手術 最小限の切除で胃を残す

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 双方の弱点を補い合うのがレックスだ。腹腔鏡医と内視鏡医が連携、協力して手術する。

 まず、内視鏡で胃の内側から患部を観察。切除すべき範囲を特定して「切り取り線」を付ける。内視鏡で線上の1カ所だけ胃壁に穴を開け、腹腔鏡は、その穴から胃壁に切り込む。手術室のモニター画面で胃の内外の映像を確認し、声を掛け合いながら切り取り線に沿って切除することで、必要最小限の摘出が可能になった。

 ■何でも食べられる

 もともと腹腔鏡手術を手掛けていた比企さんは平成18年、院内の内視鏡医に呼び掛けてこの手術を初めて実施。20年には成果を論文にし、全国の多数の医師と勉強会を発足させた。

 19~23年に8医療機関で行われた計126例では、中央値で4年半の観察で再発は皆無。安全性が確かめられ、26年には胃の局所切除法として保険適用された。

 手術は平均3時間余り。10月にこの手術を受けた30代の男性患者は、地元病院からの紹介で有明病院に来院。翌日には手術し、2日後には飲み物を、3日後には流動食を取ることができた。10日で退院し、翌週からは職場復帰。「以前と同様に何でも食べられる」と喜んでいる。

 比企さんは「リンパ節転移の有無が確認できるようになれば、より多くの胃がんに用いられるだろう。大腸など下部消化管にも応用が見込める」と話している。

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