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映画「旅するダンボール」で話題の島津冬樹さん 「最近は味気ない段ボールが増えた」

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捨てられた段ボールを物色する島津冬樹さん(映画「旅するダンボール」から)
捨てられた段ボールを物色する島津冬樹さん(映画「旅するダンボール」から)

「獲物を見つけた動物」

--この映画が誕生したきっかけは

 汐巻「もともと島津君が段ボールの源流をたどる里帰りプロジェクトをしていた。トヨタとのコラボで、トヨタの車に乗って里帰りするのをウェブ上の記事として掲載していた。愛媛の農家にたどり着いて感動的な話があったが、それが記事にあまり反映されていなかった。そこで動画で同じことをやろうかと思ったが、やらせになっちゃうので、もう一回出会いの旅をやってみようと」

 岡島「それが映画の軸になるかもって話を漠然としていた」

--はじめは自分で映画を作るつもりだったとか

 島津「僕が段ボールの映画を作りたいと汐巻さんに相談した。そのときは僕が監督と撮影をして、編集だけ岡島さんがやるという予定だった」

 汐巻「セルフドキュメンタリーのはずだった」

 島津「1人でカメラを担いでフィリピンでバナナの段ボールを拾う旅に出たが、バナナの段ボールがなかった。それに段ボールを見たら走っちゃうのでうまく撮れなかった」

 汐巻「いい段ボールを見つけたら突進する。獲物を見つけた動物みたい」

 岡島「表情変わりますからね。特に目が」

 島津「自分でカメラに向けてしゃべり出した瞬間、恥ずかしくて何も声が出てこなかった。客観的に撮ってもらおうと岡島さんが監督になった。撮影が始まったのが2017年4月だった」

ゆるキャラGPの罪

--生涯で一番初めに拾った段ボールは?

 島津「藤沢(神奈川県)のオーケーストアで拾った(ワインの)レッドウッドクリークという段ボール。それが家にあっておしゃれだなと思って財布を作ったのがきっかけ。学生のとき。9年前ですね」

--段ボールを意識したのはいつか

 島津「学生時代の芸術祭で段ボール財布をたくさん作ろうと思い初めて段ボールをいっぱい集めた。つまらない段ボールだと財布もつまらなくなるし、かっこいい段ボールを拾ったらそれがかっこいい財布になる。さらに2年生の2月に初めての海外旅行で行ったニューヨークで、当たり前ですが段ボールがあることに気づいた。それが皆おしゃれ。“財布を作ったら絶対かっこいいじゃん”って思ったし、そのときに国も意識した。国が違うだけで日本とこんなに段ボールが違うんだと。そのあたりで段ボールを意識的に拾うようになってきた」

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