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各地の城壁写真展、京都で開催中

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城の石垣「城壁」を集めた写真展を開催しているカメラマンの後藤さん=京都市上京区
城の石垣「城壁」を集めた写真展を開催しているカメラマンの後藤さん=京都市上京区

 激しい風雪にさらされた石積み、夕日が差し込んであかね色に染まった石垣…。日本各地の城壁ばかりを集めた写真展「石積みの肖像」が京都市上京区の「ギャラリー270」で開かれている。撮影したのは、東京を拠点に広告や出版の分野で活躍する写真家、後藤徹雄さん(63)。「この写真展がきっかけに興味のなかった人も城を訪れるようになったらうれしい」と話す。

 写真展では、すでに出版している2冊の写真集から約20点を選んで展示。織田信長が築き、現在は石垣だけが残る安土城(滋賀県近江八幡市)の写真は、積み上げられた石組みのわずかな隙間から強烈に差し込む太陽を収めた。京都で花見をしている最中、低気圧の接近を知って撮影に向かった黒井城(兵庫県丹波市)は、まるで風雲急を告げるような背景に凜(りん)と立つ1本の桜が印象的な作品。雲海に浮かぶ幻想的な姿が一躍有名になった備中松山城(岡山県高梁市)は、雲海はあえて外し、幾何学的な城壁の構造を切り取った。晴天で好条件の日より悪天候をいかに効果的に写真作品として仕上げるかに腐心したという。

 歴史小説好きの後藤さんは約10年前から、撮影の仕事で全国を回るかたわら、城を撮り始めた。訪れると天守閣のない城が多く、必然的に残っている石垣を撮るようになった。ある日、SNS(会員制交流サイト)の城郭ファンのグループに撮りためた城壁の写真を投稿したころ、予想外の「いいね!」が。建造物としての城の写真集は多く存在するが、石垣に着目した写真集はなかったことから写真集と写真展を企画した。

 これまで撮影した城壁は67城。残り33城を撮影して3冊目の写真集を出版し、「“城壁の百名城”を達成するのが目標」と話す。9日まで(5日は休館)、午前11時~午後6時。

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