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滋賀・竜王町でボランティアが高齢者を送迎 免許証返納促す

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自主返納伸びず

 滋賀県警のまとめによると、高齢化の進展に伴い、65歳以上の高齢ドライバーの数は増え、平成29年の時点で22年に比べて約47%増加。一方、年間の自主返納者数は4334人と全体の約2%にとどまっている。

 返納に踏み切れない背景には移動手段がなくなることへの不安がある。とりわけ、公共交通が十分に普及していない地域に住む高齢者にとって車は買い物などに必要な「生活の足」だ。

 警察庁が27年に行った調査では免許返納をためらう人の約70%が「車がないと生活が不便になる」ことを理由に挙げており、返納後の移動手段の確保が大きな課題となっている。

事故がきっかけ

 林地区では昨年6月、住民の高齢女性がミニバイクを運転中に隣の地区に住む高齢女性が運転する軽トラックと衝突して亡くなる事故が発生。多くの高齢者が運転を続けている現状に危機感を抱いた地元自治会が「お出かけ支援事業」を発案し、町が補助金を支援するモデル事業に応募した。

 自治会有志でつくるりんりんちょボラが「地域の力で免許証を返納した高齢者を支えたい」(赤佐さん)と、同年12月から、お出かけ支援便を試験運行し、今年4月から本格運行をスタートさせた。これまでに少なくとも2人が免許証を返納したという。お出かけ支援便を毎回利用しているという村田茂さん(82)は「運転免許証の有効期限が来年切れるが、更新はしないつもりだ」と話す。

 県警高齢者交通安全推進室の矢野直人室長は「高齢者の交通安全は警察の力だけでは実現できない。地域が問題意識を持って取り組んでいることは心強い」と大きな期待を寄せている。

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