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【TOKYOまち・ひと物語】医療ケアできる介護士育成を NPO法人「さくら会」川口有美子さん

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 全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)。難病で重度の身体障害を持つ人の在宅人工呼吸療法を支援しているNPO法人「さくら会」の副理事長、川口有美子さん(55)が活動を始めるきっかけとなったのは、自身の母親がALSを発症したことだった。

「吸引できない」に衝撃

 当時31歳だった川口さんは、子供2人を抱えながら母親の介護をしなければならず「ストレスで子供にあたってしまうこともあった」と振り返る。しかし、平成12年に介護保険制度が施行され、川口さんの元にも介護士が派遣されることになった。しかし「喀痰(かくたん)吸引はできません」という介護士の言葉に衝撃を受けたという。

 喀痰吸引とは、寝たきりの患者の気管にたんや鼻水が詰まらないよう取り除くことだ。医療行為に当たり、当時は介護士の医療行為の線引きが曖昧だったこともあって、積極的に吸引を行う介護士は少なかった。しかし吸引は1、2時間に1回は必要で、代わってもらわなければ介護する家族は長時間の外出が難しい。その現状に疑問を抱いた。

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