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第34回正論大賞「お祝いの言葉」 杏林大学名誉教授・田久保忠衛氏(第12回大賞受賞者)重大局面での受賞、今後の活躍に期待

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杏林大学の田久保忠衛名誉教授(萩原悠久人撮影)
杏林大学の田久保忠衛名誉教授(萩原悠久人撮影)

 第34回正論大賞をダブル受賞した西修氏と百地章氏、第19回正論新風賞の楊海英氏に対し、第12回正論大賞受賞者で、杏林大学名誉教授の田久保忠衛氏から「お祝いの言葉」が贈られた。

 西修、百地章両先生の正論大賞受賞に心からの祝辞を申し上げる。両先生とも長年にわたって新聞「正論」欄に立派な文章を書かれ、毎回私は楽しみに読んできたせいか、正論大賞はお二人ともすでにお取りになったように錯覚していた。

 両先生の憲法に関する学識がいかに深いかは私ごとき素人がここに紹介するまでもないと思う。安倍晋三首相は、日本の憲法学者の7割が自衛隊違憲論に立つと述べておられるが、西、百地先生は共にこの中の少数派に属する。ただし、少数派の意見が誤りだなどということはあり得ない。自衛隊を違憲と考える先生方は自分の信念に従って自衛隊解散論を公にするか、あるいは西、百地説に賛成するか、立場をはっきりさせてほしい。

 お二人は長年にわたって、憲法および憲法関連で国家が直面する平和安全法制など、もろもろの問題で主張を展開してきた言論人でもある。国際情勢が米国の変化と中国の危険な台頭のただ中にあり、戦後の惰性で動いてきた国家のあちこちに歪みが生じてきた日本は、これに対応できるかどうかの重大局面を迎えている。にもかかわらず、野党議員は憲法審議を事実上サボタージュする異常事態を国民として許していいのか。両先生の大いなる御活躍が期待される時期の受賞には運命的なものを感じている。

 楊海英先生の正論新風賞も喜ばしい限りだ。国際社会で四面楚歌の状態にある中国の今日を正確に予想した日本人学者は何人いるか。モンゴルに生まれ、中国と日本に学び、学術面からだけでなく皮膚感覚で両国を論じる独特の手法は楊先生をおいてほかにはいない。冷静な主張だが、楊先生の文章の中には正義を求める熱い血が流れているように感じる。貴重な御存在だ。

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