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【ゆうゆうLife】家族がいてもいなくても(572) 森に住む人形劇のおばあさん

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 音楽人形劇団が栃木・那須でデビューを果たした。

 公演場所は、「ギャラリーバン」という森の中のすてきなところ。地域に暮らすアーティストや、いろんな活動をしている人が自然と集まってくる場所なのだ。

 知り合いの本屋さんに、「那須に来たら、ここに行かなくちゃあ」と誘われ、最初に訪れたときは、洗練され、居心地のよいその空間にうっとりした。

 そのオーナーから、「ここで人形劇をやりませんか」と言われたのだから、もう、後先考えずに舞い上がってしまった。

 「秋にやりましょう」と言われ、まだ先のことと思っていたら、想定外のことが続き、参加者全員で練習できたのが本番2日前。あっという間にその日がきた。

 演目のテーマは「まざーぐうすの歌」。相当に支離滅裂。歌あり、踊りありで場面がくるくる変わる。シュールすぎる内容。私自身は台本も書き、みんなで舞台製作もし、人形を作り、音楽を作曲してもらい、何度も何度も繰り返しやってきて熟知している。

 けれど、今回参加してくれた7人のうち5人までが新人。人形劇? そんなもの、人生で一度もやったことなどありませぬ、というメンバー。

 しかもほぼシニア。

 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の“居酒屋”で飲んで、酔っぱらって、しゃべっているうちに親しくなって、「車出すよ」とか、「チラシまくの手伝うよ」とか、言ってくれているうちに、ついつい巻き込まれてしまった人たちなのだ。

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