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【100歳時代プロジェクト】認知症患者の生活、質向上 アロマやマニキュアで楽しく

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利用者に変化

 守谷さんは「緑内障で目が見えなくなってきた90代の女性の爪を整えたら、『心が豊かになった』と言われ、感動したのがこの道を志したきっかけ」と話す。また、廣田さんも「身だしなみに興味がないように見えた女性が、3回目の施術のときに香水や口紅をつけていた。おしゃれな女性だったそうで、昔の意識がよみがえりつつあるのかとうれしくなった」と利用者に起きた変化を笑顔で語る。

 認知症患者にネイルケアが与える効果について研究する吉備国際大学の佐藤三矢准教授によると、集団で行う体操に積極的に参加したり食事時の問題行動が改善したりする効果がみられたという。佐藤准教授は現在、全国の介護施設で、より高い効果が得られるケアの頻度や期間を調べている。

 研究に協力する日本保健福祉ネイリスト協会の緒方紀也理事は「ネイルは鏡がなくても目に入り、入浴しても取れない。おしゃれをしている喜びを何度も実感できるのが良い点だ」と解説する。安価で、高齢者の負担が小さいこともメリット。ただ、高齢世代ではマニキュアに否定的なイメージを持つ人もいるため注意が必要だ。また、「福祉ネイリストは増えているものの、ネイルケアの良さを知らせていかないと活動が広がらない」と課題も口にする。

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