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江戸糸あやつり人形を次世代へ 結城座、技芸員増やす試みスタート

人形の仕組みについて説明をする座員=8日、小金井市貫井北町の江戸糸あやつり人形「結城座」(吉沢智美撮影)
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 江戸時代に幕府が公認した江戸糸あやつり人形の「結城座」(東京都小金井市貫井北町)が、380年以上、継承されてきた一座の伝統芸を次世代へとつなぐ試みを進めている。活動拠点の見学会を実施したほか、来年には、参加者が実際に人形を操ることができる文化体験教室をスタート。存在を広くアピールして、一座を担う技芸員を増やそうとしている。結城座は「100年、200年先も続けられるよう」にと、今後も活動の幅を広げる方針だ。(吉沢智美)

 結城座は10月初旬、10年ぶりにスタジオを一般に公開した。座員らが解説をしながら、稽古場や人形の保管倉庫などを案内。参加した約100人の見学者は、普段、触れることのできない世界に見入っていた。

 公開の理由について、築地誠副事務局長(46)は「研修生を含めて人形を操れる技芸員が8人と今までの中で一番少ない。地域に根ざしたファン作りを目指したい」と語った。

 一般的な人形の高さは60センチほど。人形を操るために用いる「手板」には17本前後の糸がつるされており、人形の各部位と結ばれている。技芸員は左手に手板を持ち、右手で糸を巧みに動かして、人形のしぐさや感情までも表現する。築地氏は「この糸の本数は日本人の喜怒哀楽の機微を表すのに必要な数だ」と話す。

 本舞台となると、糸の長さは2メートルほどになり、演者は高い足場に立って上から見下ろすようにして、人形を操る。熟練の操作技術と、長年培われた感覚が頼りになる。

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