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【TOKYO まち・ひと 物語】“日本人のため”の世界地図完成 ジオカタログ社長の武井克之さん

ジオカタログの武井克之社長=東京都中央区(佐藤徳昭撮影)
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 中央区八丁堀のビルの一角に、純日本製の世界地図データベースを作る会社「ジオカタログ」がある。設立以降、地道な作業を積み重ね、平成27年ごろに約10年かけて完成させた。地名は日本語表記、領土は日本の主張に沿って-と情報全てを日本人向けに編集した「日本人のための世界地図」。戦後、米国など他国の世界地図を改編して利用してきた日本で、「誰か1人でも必要としてくれれば」という武井克之(よしゆき)社長(58)の強い思いが、完成にこぎつけさせた。

領土の主張反映

 同社の世界地図空間データベース「Raumkarte(ラウムカルテ)」の最大の特徴は、地名の読みやすさにある。われわれが一般的に目にする世界地図は、たとえば北朝鮮の首都は「平壌」や現地の文字でしか書かれていない。しかし、武井さんの地図は日本人も読みやすいよう、現地の音に忠実に「ピョンヤン」「P’yongyang」などと並列で表記できるように設計した。世界に10万以上もの都市がある中で、全体の48%をカタカナ化できたという。

 領土について日本の主張を反映させたことも特徴の一つだ。竹島の北西に国境線を引き、北方領土については、日本領とわかるよう択捉島(えとろふとう)北東で区切った。毎年、地名や領土など細部の微修正を重ね、平成27年ごろに完成。納得のいくものになるまで約10年を要したという。

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