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【書評】『北朝鮮がつくった韓国大統領』李相哲著 “国家破壊”の行方に強い懸念

『北朝鮮がつくった韓国大統領』李相哲著
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 日本人の目からみて、韓国ではこのところまた「なぜなんだ?」という出来事が相次いでいる。直近では日韓の国家間の基本協定を否定するいわゆる「徴用工補償問題」の最高裁判決であり、さらに慰安婦問題解決のための日韓合意を否定、無視するような政府の態度もそうだ。日本の自衛艦の「旭日旗」への拒否、非難もあった。

 あるいは、あれだけ民主主義や人権、正義を叫んできた文在寅(ムンジェイン)が非民主・人権無視・超独裁の金正恩(キムジョンウン)と抱き合い、北との交流・協力にひどく熱心で、それに対しメディアをはじめ世論の大勢が、さしたる異論を提示していないようにみえるのも「なぜだ?」に属するだろう。

 本書は、保守右派の朴槿恵(パククネ)がなぜ“ロウソク・デモ”で無理やり追放され、代わって権力を握った革新左派の文在寅政権下で何が起きているのか、そうした隣国の“実情”を克明かつ批判的に紹介することで、その「なぜだ?」に答えようとしたものだ。

 その結果、日本の読者は同じ自由民主主義国家であるはずの「この隣国はだいじょうぶか?」という思いにとらわれる。

 著者は韓国の現状について「国家の破壊が進行している」と書いているが、評者は同じことをずいぶん前から「NGO国家化」と書いてきた。NGOは「非政府組織」の略だから「韓国は非政府国家になってしまった」というわけだ。今回の判決はそのせいだし、日本大使館前の不法な慰安婦像放置もそうだ。

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