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【平成の証言】「いつ日本にSARSが入ってきても不思議ではない」(平成15年3月~8月)

新型肺炎(SARS)を警戒し、感染予防のマスク姿が目立つ香港便の乗客たち=平成15年4月、関西国際空港
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 31年4月30日の終わりに向けてカウントダウンが始まった平成時代。私たちが受け止め、発した言葉は時代の証言となって「あのとき」をよみがえらせます。「平成の証言」を、元年からひと月刻みで振り返ります。

平成15年3月

 「(空爆は)悲しいことだが、間違った判断ではない。フセインを倒すためには仕方がないだろう」(東京・北千住のイラク人男性)

 日本で働いていたこの男性は、複雑な表情で語った。20日午後(現地時間)、米軍は首都バグダッド近郊を巡航ミサイルなどで攻撃し、イラク戦争が始まった。理由は大量破壊兵器の保有。小泉純一郎首相は「米国の武力行使開始を理解し、支持する」と表明した。5月には大規模戦闘の終結が宣言されたが、大量破壊兵器は確認されず、内戦状態に。戦争終結が宣言されたのは平成23年12月だった。

15年4月

 「SARS(サーズ)が流行している地域との交流がある以上、いつ日本にこの病気が入ってきても不思議ではない」(国立感染症研究所感染症情報センター)

 中国・広東省で発生したとされる新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)が前年11月から世界規模で流行し、感染は29カ国・地域、約8千人(うち死者774人)に及んだ。日本でも外務省が4月29日、北京の在留邦人に天安門事件以来となる帰国勧告を行った。流行は7月に終息し、国内での感染は確認されなかったが、SARSの流行は航空機時代における新感染症の脅威を示した。

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